パズル&ドラゴンズ

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リィ

リィ
恐龍契士・リィ
(きょうりゅうけいし・りぃ)
狂影の恐龍契士・リィ
(きょうえいのきょうりゅうけいし・りぃ)

・スキル:ドラゴンシャドウシフト
・リーダースキル:継界龍操・ガランダス(けいかいりゅうそう・がらんだす)
・イラスト担当:池屋

恐龍契士

自身の名前と「御使いの途中」という記憶しか持っていない少女。
「龍」を見ること、そして「龍への恐怖」が頂点に達することで呪いが発動し、目前の龍を倒すためにのみ行動する戦士へと姿を変える。
さらに呪いが発動すると「龍」に関わる全ての記憶を忘れてしまう。
気が付くといつも自身の周りで無数の龍が倒れているため「龍」という存在に怯え「いなくなってほしい」と願っている。

恐龍契士の物語

0.龍と少女

強大な魔力を持つが故に人里から離れ森の小さな小屋で生活していたリィは、ある日森の奥深くで傷付いた龍を見つけた。
巨大な龍にも恐れることなく一生懸命看病するリィだが、龍はそんな彼女の魂を喰らうことで失った力を取り戻そうとする。
(幼い人間の願いなど、どうせたいしたものではない。さっさと叶えてその魂を喰らってしまえばいい)
龍はリィに「看病してくれた礼として願いを叶えるための力を与えよう」と契約を持ちかけた。龍の言葉に、幼いリィは純粋な笑顔で願いを告げる。
「ドラゴンさん、リィの“家族”になってください!」
ずっと孤独だった彼女の願いは、自分に『家族』ができることだった。
それから契約を交わし、互いの影を繋いだリィと龍はいつも一緒にいた。
リィは誰かと一緒に過ごせることを喜び、始めはリィの魂を喰らおうとしていた龍も、共に過ごすうちに幼く危なっかしい彼女を放っておけなくなってしまい、事あるごとにリィの世話をやくようになる。
そして月日が経つにつれ龍は次第にリィを大切に思うようになり、またリィも自分の側にいてくれる龍のことが大好きになっていく。
しかしその小さな幸せは、長くは続かなかった。
ある日、リィは龍が影の中で眠っている間に誘われるようにして森の神殿へとむかい、そこで出会った男から呪いを受けてしまう。
その呪いは「龍」を見ると、自分の意志とは関係なく攻撃するようになってしまう歪なものだった。

0.5 呪い

『呪いを解きたければ、その少女が千の龍を倒せばいい』
リィに呪いをかけた男は、彼女の契約龍に言葉を残して姿を消す。
呪いを受けて以来、龍は彼女が目覚めている間その影から姿を現すことができなくなり、さらにリィが呪いを発動する度に目前の龍を倒してしまうため、様々な龍族から敵として狙われるようになっていく。
さらに呪いの弊害か、リィはそれまでの記憶を失ってしまっていた。
気が付くと自身の周りで無数の龍が倒れていることで、リィは次第に龍へと恐怖を抱き「いなくなってほしい」と願うようになってしまう。
「龍契士」だったことも、「家族」として過ごした日々も忘れてしまったリィ。
たとえ呪いが解けたところで、もう前のようには戻れない。
それでも契約した龍は彼女を想い、呪いが発動する度に龍と戦いリィを守り続けていた。

1.遭遇

意識を失い倒れていたリィは、見知らぬ青年に抱き起こされゆっくりと目を覚ました。
自身の周りに無数の龍が倒れていることに気付いた彼女は、何も分からないと震えあがる。
リィが覚えているのは自身の名前と「御使いの途中」であることだけだった。
「怖い、コワイよ、助けてお兄ちゃん…っ」
恐怖に怯えるリィの前に、無骨な手が差し伸べられる。
「何か思い出せるまで、一緒にいよう」
優しい声と大きな手に、リィはすがるように飛びついた。

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2.発動

リィが唯一覚えていた「御遣い」とは、持っていた鞄をとある場所まで届けることだった。
そこへ行けば家族や知人がいるかもしれない。
ティフォンと共に歩き出したリィは、繋がれた大きな手に安心し笑顔を取り戻し始める。
そんな2人の行く手を塞ぐかのように、ティフォンを排除すべく魔龍の集団が現れた。
リィを背に隠し、龍契士としての力を発現させ魔龍へと刃を向けるティフォン。
目の前に群がる龍の軍勢と、そしてティフォンの背に現れた双頭の龍の姿をその眼に捕えた瞬間、リィの中で呪いが発動する。
「龍ハぜんブ……全ブやッツけなクちャ……」
虚ろな瞳で力を放ち目前の「龍」であるティフォンを傷付けたリィ。
そんな彼女を守るようにして、リィの影から契約龍が姿を見せる。
龍はその手にリィを抱くと、先ほどまでと明らかに違う彼女の様子に困惑するティフォンへ声をかけた。
「傷を負いたくなけりゃ今すぐ背中の龍を隠せ。お嬢の目に龍と名の付くもんが映らなくなるまで、大人しくしとけよ兄ちゃん」
その言葉を受け、ティフォンが戸惑いながらも龍を隠したことを横目で確認すると、影龍はリィに襲い掛かる魔龍達を彼女と共に一掃していった。

【関連モンスター】

3.再会

しばらくして魔龍の声が途絶えた頃、リィはようやっと動きを止める。
気を失って倒れたリィをその手で受け止めたティフォンに状況の説明を請われた影龍は、リィが眠っている間に彼女にかけられた呪いについて話し始めた。
しかしその際中、龍覚印の奪取を命じられたラシオスが現れる。
「何故貴様がここにいる! 龍を狩る者と契約しているのか!? 答えろガランダス!!」
怒気を込めた叫び声を上げ攻撃を仕掛けてきたラシオスに、ティフォンは困惑しながらもリィを傷付けまいと彼女を庇いながら攻撃を受け流す。
ガランダスはそんなティフォンをリィごと巨大な腕で抱えると、そのまま己の影へと沈み込んだ。
「アンタが自分で棄てたんだろ。オレはもうアンタの兵じゃねぇんだよ」
ガランダスは声を荒げるラシオスに言葉を吐き捨てて、ティフォンやリィと共に姿をくらませた。

【関連モンスター】

恐龍契士の周囲

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