パズル&ドラゴンズ

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リンシア

リンシア
風龍王・リンシア
(ふうりゅうおう・りんしあ)
玻璃の風龍王・リンシア
(はりのふうりゅうおう・りんしあ)

・スキル:ナチュラルブロッサム
・リーダースキル:風龍の逆鱗(ふうりゅうのげきりん)
・スキル:ナチュラルブロッサム
・リーダースキル:風龍王の逆鱗(ふうりゅうおうのげきりん)
・イラスト担当:池屋

風龍王

継界のバランス維持を使命とする5体の龍王のうち、”風”を司る龍王。
退屈と不変を嫌い、自身が面白いと感じたことや気に入ったものには興味を示すが、気ままな性格で周囲の眷属を振り回すことが多い。
消えかけだったシルヴィの魂を気に入り、自身の眷属であるクァージェと契約させることで彼女を生かし、自身の側に置いていた。
魔究の狂幻魔・イルムに加担し、龍王の使命を放棄してシルヴィを置き去りにしている。

風龍王の物語

0.退屈な龍王

世界のバランスを維持するべく継界へと喚び出されたリンシアは、風龍王の座に付き自身の領域を守護しながら、永きに渡り他の龍王と共に継界のバランスを維持していた。
しかし、龍王として世界を眺めているうち、次第に変化のない世界に飽いていく。
変化を望まず、バランスを保つことのみを使命とする龍王のあり方に退屈と疑問を抱き始めるリンシア。
そんな頃、退屈しのぎを探していた彼女はある小さな輝きを見つける。
それは生まれる前の人間の魂だった。
今にも消えそうな、しかしそれでも「生きたい」と願い輝き続ける魂に魅入られたリンシアは、その輝きを消させまいと自身の眷属である「嵐鷹龍・クァージェ」を送り込み、契約させることでその魂を生かし、「生まれながらの龍契士」へと変えた。

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0.5.リンシアとシルヴィ




「キミは知らなくていいことだよ」



1.置き去り

ある夜、リンシアの玉座に「白獣魔・イルム」が現れる。
イルムは自身が創造する「完全なる魔導書」が世界を変えることを告げ、その創書への協力を求めてきた。
『キミとキミを創った子の目的が何であれ、ボクは退屈な世界に変化を求めてるんだ。たとえそれが”龍王”にとって都合の悪い変化であってもね』
変革を望まない継界に興味をなくしていたリンシアはイルムの話に関心を抱いた。
しかしそれと同時に、イルムが創造しようとしている「完全なる魔導書」と、悪魔の背後にいる存在に危うさを感じ取る。
イルムが去った後、リンシアは眠りについていたシルヴィを見つめてぽつりと呟く。
「ごめんね、キミの顔は見飽きちゃったんだ」
その夜、リンシアは龍王の使命を放棄し、風龍王の領域に住まう自身の眷属や今まで自身の側に置いていたシルヴィを置き去りにする形で、1人天城へと向かった。

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2.束縛

龍王を裏切り悪魔の側に付いたリンシアは、「完全なる魔導書」の創書に必要な”龍王の魔力”を提供しながら、魔導書による変革の内容やイルムの背後に潜む者について知っていく。
(やっぱり置いてきて正解だった)
そんなことを思いながら過ごしていたリンシアだったが、彼女の耳にある知らせが届く。
『嵐鷹龍の翼をもつ緑の龍契士が風龍王を探し天城へと近付いている』
その情報に、リンシアは小さく舌打ちをしながら翼を広げ天城を飛び出した。

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風龍王の周囲

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