パズル&ドラゴンズ

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ミラ

ミラ
援龍喚士・ミラ
(えんりゅうかんし・みら)
克明の援龍喚士・ミラ
(こくめいのえんりゅうかんし・みら)

・スキル:テムペートオンブル
・リーダースキル: 刻射の召龍印(こくしゃのしょうりゅういん)
・イラスト担当:イトウヨウイチ

援龍喚士

直属部隊隊長であるニースの実妹。
リエトやヴィゴより少し先にヴァレリア教官の弟子となり、彼女の側について行動している。姉と同じく銃火器の扱いに長け、特にライフルを重用した戦い方を得意とする。
通常はゴーグルとスコープを使用した狙撃を行うが、有事の際には魔眼を使ってのスコープなし超長距離狙撃を実行する狙撃のエキスパート。
銃の他、回復術なども習得している秀才だが、予想外の事態には弱さを見せることがある。
しっかり者でお洒落など女の子らしい趣味も持っている。
姉妹仲は良く、少し天然気のある姉を心配しながらも憧れているが、実力差にわずかなコンプレックスを抱いている。
召喚龍は「刻射龍・イグルド」

援龍喚士の物語

0.師弟

ソニア=グランが選んだ直属部隊の隊長を務めるニースの妹として常に比較されてきたミラは、大好きな姉と並ぶために龍喚士としての修練を積んできた。
しかし何をやっても「優秀」の域を出なかったミラは、「天才」の姉との比較に悩み、次第に己の力に限界を感じるようになっていた。
そんな彼女に、ある日一人の女性が声をかける。
「何故自分の力に制限をかけているんだ?」
そう尋ねてきたのは、多くの龍喚士を育て上げた姉の師、ヴァレリアだった。
彼女の言葉にニースは目を見開く。
「お前の目は特別な力を持っている。その目を使えば、銃撃戦においてお前に敵うものはいないだろう?」
ヴァレリアはそう言ってミラの両目を見つめる。
ミラは生まれつき、人と違う目を持っていた。それは魔眼と呼ばれる類のもので、驚異的な視力と視野を発揮するものだった。
しかし、ミラは訓練でも実践でもその魔眼の力を使用していない。それには理由があった。
「……あたしには過ぎた力です」
魔眼の力は強く、彼女は一度たりともその力を制御できなかったのだ。
視える距離や対象をコントロールできず、判断が遅れ失敗につながってしまう。
使いこなせない力は役に立たないものと同じだった。
しかしそれを聞いて、ヴァレリアは満面の笑みを向けた。
「制御できないなら、制御できるようになればいい!」
「そ、そんな簡単には……!?」
「ならここで諦めるのか? お前は強くなる可能性を持っているのに」
ヴァレリアの問いに、ミラはぐっと言葉を飲み込む。
諦めたくない。強くなりたいという気持ちは、まだミラの中に残っていたのだ。
そんな彼女の心を見透かしたのか、ヴァレリアはその手を取って告げる。
「生まれ持った力はお前の一部だ。お前が自分を信じて修練を積めば、必ず制御できる」
「ヴァレリア教官……!」
「それにな、私はお前が全力で敵を撃ち抜く様を見てみたいんだ! だから私でよければ力を貸そう」
教官の激励に、ミラは下ろしかけていた長銃を握りしめる。
この人の元で強くなりたい。いや、必ず強くなってみせる。
そう決意したミラは、ヴァレリアの弟子となることを決めたのだった。

【関連モンスター】

1.協力要請

ヴァレリアの弟子として常に彼女の側についていたミラは、同じ弟子であるリエト、ヴィゴと共に天城へ同行し、かつての弟子のために戦う教官のサポートを行っていた。
そんな彼女に、ヴァレリアがある話をもちかけた。
「ミラ、すまないがスオウに協力してやってくれないか」
「あたしが、ですか?」
プラリネとロシェの戦いが終わった後、医者をつれてやってきたスオウが自分を指名していると知り首を傾げるミラに、ヴァレリアは笑顔で説明する。
「天城の大広間で敵と交戦している者たちがいるそうなんだが、負傷者を庇いながらの戦闘で手詰まり状態なのだそうだ。おまけに敵の数が多いという。しかしお前なら……敵の反撃を受けることなく、状況を変えることができるだろう?」
ヴァレリアの言葉で、ミラは自身に求められていることを察する。
超長距離からの支援。それがスオウとヴァレリアの望みだった。
ミラは手にしていた長銃からスコープを外し、ポーチから黒革の眼帯を取り出す。
特別な術を仕込んだ眼帯で片目を隠すことで、ミラは己の魔眼を制御できるようになっていた。
「わかりました。あたしの力を使ってください」
彼女の返答に、ヴァレリアと彼女の隣にいたスオウが満足気な笑みを浮かべる。
「頼んだぞ、ミラ」
「お任せください、教官!」

【関連モンスター】

援龍喚士の周囲

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