パズル&ドラゴンズ

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6号

6号
荒龍契士・6号
(こうりゅうけいし・ろくごう)
滅腕の荒龍契士・6号
(めつわんのこうりゅうけいし・ろくごう)

・スキル:イノセントインフェルノ
・リーダースキル:継界龍操・ヴァンド(けいかいりゅうそう・ゔぁんど)
・イラスト担当:池屋

荒龍契士

「龍のいない世界」を創ることを目的とする集団の1人。
龍喚士の禁術によって自身の意志に関係なく龍と契約を結ばされ、理性をなくし破壊し尽くす存在として捕えられた。
自身を捕え利用しようとした「龍」と「龍喚士」を憎み、滅ぼすために行動している。
捕まる前の記憶は殆ど覚えておらず、牢にいた際に呼ばれていた番号をそのまま呼び名として使っている。

荒龍契士の物語

0.牢

目が覚めると、少年は捕えられた状態だった。
何故自分が鎖に繋がれているのか、自分の名前もわからない。
過去を思い出そうとすると、まるでそれを拒むかのように頭に痛みが走る。
頭を押さえようと伸ばした手を見て、少年は初めて自分の手が龍と繋がっていることに気付いた。
何もわからず動揺する少年の前に看守らしき者が現れる。
何故自分は此処にいるのかと叫ぶようにして疑問を投げつける少年に、看守は冷ややかな声で答えた。
「禁術によって生み出され破壊の限りをつくす龍契士の化け物。お前の存在は継界を脅かすが、その魔力には利用価値があるとのことだ。故にお前は捕えられた。此処から出ることは、もうない」
少年は看守の言う通り牢に閉じ込められる日々を送ることとなった。

【関連モンスター】

0.5 絶望

看守の命を受けた龍によって管理されている、灰色の壁しかない牢。
そこで6号と呼ばれるようになった少年は特別な魔杭で縛られ、魔力を削り取られていく日々を過ごした。魔力が吸収されるたび、6号の魂は契約龍の侵蝕を受ける。
あまりの苦痛に悲鳴を上げれば、牢の管理を務める龍から「化け物」と罵られ、傷付けられる。苦しみもがくことしかできない中で、6号は必死に問いかけた。何故。どうして。しかしどんなに声を上げても、目の前で冷ややかな目を向ける龍喚士も、化け物と笑う龍も、そして自身の中にいるという契約龍も、誰も応えてはくれなかった。
何もわからぬまま苦しむだけの己に絶望する。
そんな6号は、ある日から何者かの声が聞こえるようになった。
『可哀想な子。貴方は何もしていないのに、身勝手な龍喚士に龍と契約を結ばされて。もし龍がいなかったら、龍喚士なんていなかったら、貴方は化け物になることも、こんなに苦しむこともなかったのに』
少女の言葉は、ただ絶望しかなかった6号の心に “憎しみ”をもたらした。

【関連モンスター】

1.憎悪

どれくらいの時が経っただろう。
6号の魔力の殆どが吸い取られた頃、牢を管理していた龍が現れる。
龍はボロボロの少年を見て笑いながら言った。
「お前はもう用済みとのことだ」
ただただ化け物と罵り利用しようとする龍と龍喚士達に、6号は灯った憎しみをさらに増大させていく。そんな時、聞いたことのない声が6号に問いかけた。

『お前はこのまま“化け物”として、その龍に滅ぼされるのか?』

その言葉で、まるで咆哮にも似た叫びが周囲に響き渡り、今まで6号を封じていた杭が音を立てて粉砕される。解放された6号はまるで狂ったような笑い声を上げると、力を暴走させ巨体の龍を倒し伏せた。
龍を返り討ちにした6号だが、力を暴走させたことで魂の侵蝕はさらに進行しその場に倒れてしまう。
それでも地面を這いずり、倒れている龍へさらに攻撃しようとする6号の前に、見慣れぬ男と少女が現れた。男は地に伏す6号へ視線を合わせるようにして跪くと、その大きな手を少年の頭へと掲げる。
『忌まわしい龍と繋がることを強いられた哀れな少年よ。お前が望まぬ力で苦しむ必要はない。私ならその苦しみを取り除いてやれる』
その瞬間6号の身体に魔力が満たされ、自身を侵食していた龍を逆に支配できるまでになる。苦しみから解放された6号へと、男は手を伸ばした。
『憎む者達への復讐を望むのなら、与えられた力を利用すればいい。お前がそう望むなら、私が助けよう』
その手を、6号は憎しみに染まった涙を拭うことなく握りしめる。
男は満足げにほほ笑んだ。
『共に行こう。全ては龍なき世界のために』

2.強襲

牢から脱出した「6号」は、様々な思惑や感情を持って集まる「龍を狩る者達」の中に身を置いていた。
自身を苦しめた龍と龍喚士へ復讐を果たすために、6号は男が示す道筋のまま行動し、伝説の空路を強襲。その龍腕で「天焦の五龍喚士・ディアラ」から強大な龍の力を秘めた「第五の龍覚印」を奪い取った。
手にした龍覚印を届けるため天城へ向かった6号は、城の内部でデウス=エクス=マキナの核を探していたサリアと遭遇する。
彼女から龍の気配を感じ取り、龍腕で襲い掛かる6号。
しかし、その手はサリアへ届く前に何者かによって遮られる。
「攻撃する意志のない女に手ぇ上げてんじゃねぇよチビ」
龍腕を受け止めサリアを庇うように立ち塞がったのは、天城から転移させられたはずのガディウスだった。

【関連モンスター】

荒龍契士の周囲

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