パズル&ドラゴンズ
リエト
刃龍喚士・リエト (じんりゅうかんし・りえと) |
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新進の刃龍喚士・リエト (しんしんのじんりゅうかんし・りえと) |
・スキル:パワー・オブ・ティート
・リーダースキル:魔鋼の召龍印(まこうのしょうりゅういん)
・イラスト担当:茶壱
刃龍喚士
龍喚士として修練を積んでいる見習い。
高い潜在能力を持ち強力な龍を召喚することができるが、未熟なため完全に制御することができない。ヘラヘラとしており面倒臭がりでやる気のない優男だが、やる時は普段以上の実力を発揮する。
自身に目標をくれた教官のヴァレリアをとても大事に想っており、いつか彼女の隣に立ちたいと願っている。無茶ばかりする教官の歯止め役でもあり、教官が戦場へ出ると聞き他の弟子たちと共に無理矢理付いてきた。
「無茶ばっかの教官を止めるのはオレの役目だからね」
「ハハッ、いつも世話をかけるな」
(絶対悪いと思ってないでしょ、このお人は…)
刃龍喚士の物語
0.出会い
龍喚士として高い才能を持つリエトは要領もよく、なんでもこなせてしまうために、憧れるものもなく、熱中するものもなく、ただ流れるだけの退屈な日々を過ごしていた。
そんな彼の前に、龍喚士の素質を持つ者がいるという噂を聞きつけたヴァレリアが現れる。
自身の弟子となって力を発揮してみないかと誘うヴァレリアに、リエトは首を横に振った。
「世界平和にも龍喚士としての力にも興味ゼロなんだ。ゴメンね、お姉サン」
「ふむ。ならば勝負をしよう! 私に一太刀入れることができればお前を諦めよう。できなければお前は私の弟子になってもらうぞ!」
「お姉サン人の話聞いてた……? まぁいいや、本当に一太刀で良いんだね。後で文句をつけないでよ」
自身の力の高さを自負していたリエトは、一太刀くらいならば軽くできるだろうと考えていた。
……しかし。結果は、見事な惨敗だった。
初めて負かされたことに衝撃を受けるリエトをよそに、ヴァレリアは「これでお前は私の弟子だな!」と笑顔を見せた。
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0.5.生まれた目標
圧倒的な敗北と悔しさを教えられたリエトは、生まれて初めて”この人に勝ちたい”という目標らしきものを心に抱き、事あるごとに教官に勝負を挑んで負けを繰り返しては、勝つために彼女のことを知ろうと行動した。
しかし側で見ていくうちに、リエトは教官に対しての意識が変わっていくことを自覚する。
常に豪快で大胆で、無茶苦茶なことを笑いながらやってのけるとんでもない人。
一度夢中になったら止まらず、自分の身の回りのことはあまり頓着しない。
そんな教官に心惹かれていったリエトは、いつしか”教官に勝ちたい”という願いから、”彼女の隣に立てる存在になりたい”と思うようになっていく。
「支えになりたい……。支えられるだけの力がほしい」
それからリエトは足りないものを補うために、才能に頼るだけでなく自ら努力するようになっていった。
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01.参戦
悪魔の企てにより世界が動こうとする中、自身の師である教官がかつての弟子達の争いを止めようと戦場へ出ることを決める。
これは個人的な想いによる行動だからと、弟子達に留守番を頼もうとするヴァレリア。
しかし、弟子であるリエトとヴィゴ、そして姉弟子であるミラはそれを即刻拒否した。
「あたし達も一緒に行きますからね!」
「アンタどうせ武器の手入れもまともにしないんだから、オレ達サポート役がいるに決まってるっしょ!?」
「暴れて手が付けられなくなった教官を宥められるのは、弟子である俺達だけです」
弟子三人で何とか言いくるめたリエトは、教官の助けとなるべく共に戦場へと参戦した。
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刃龍喚士の周囲
※パズドラクロス・TVアニメーション等の設定とは異なります。