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レーヴェン

レーヴェン
宿意の堕龍契士・レーヴェン 宿意の堕龍契士・レーヴェン
(しゅくいのだりゅうけいし・れーゔぇん)
龍滅の堕龍契士・レーヴェン 龍滅の堕龍契士・レーヴェン
(りゅうめつのだりゅうけいし・れーゔぇん)

・スキル:カオティックスフィア
・リーダースキル: 継界龍降・オルジュ(けいかいりゅうこう・おるじゅ) ・リーダースキル: 継界龍握・オルジュ(けいかいりゅうあく・おるじゅ) ・イラスト担当:茶壱

堕龍契士

ティフォン、ガディウスの父親と呼べる存在。
かつて「龍と人との共存」を願い、2体に分離する前のドルヴァ、セディンと契約した龍契士。
誰にも優しく接する青年で、リクウやディステル、プラリネ達と世界中を旅していたが、理想を追い求めた末に世界を創り変えようとしたため龍王、龍喚士によって世界の敵と断定され、異空間へと封じられた。
度重なる龍からの裏切りにも似た行為を受け、憎しみを増大させた末に己の願いを「龍なき世界の創造」へと歪ませる。
己の影を分離した存在である「ラジョア」を使って暗躍していた。
イルム、ズオーを創造し、キリ達に龍醒印を集めさせ、“完全なる魔導書”を生み出すことに成功。その力をもって再び継界へと帰還を果たした。

異空間に閉じ込められていたため、外見年齢も封印された時から変わっていない。
彼の龍は生物ではなく、彼の心にある憎悪や絶望といった感情が形を成したもの。

堕龍契士の物語

0.理想

遙か昔。人が龍を恐れ、龍が人を嫌い、互いに争っていた頃。
レーヴェンは故郷に住まう双頭の雷龍に出会った。
片方は浄化の雷を司る荒々しく粗暴な頭。もう片方は破滅の雷を司る冷静で厳格な頭。
故郷に伝わる伝説の龍であった彼等に、レーヴェンは恐れることなく話しかける。
雷龍もそんな彼に次第に心を許し、互いに友としての関係を築いていった。
しかし、故郷の他の人間は龍を恐れ、レーヴェンがどれほど説得しても耳を貸そうとしない。そんな現状を憂いたレーヴェンは、いつか人と龍が認め合える世界にしたいと理想を抱くようになっていった。そんな彼の願いを認めた雷龍は、レーヴェンと契約を交わし、理想が叶うまで共にあることを誓う。
雷龍の力を得たレーヴェンは故郷を飛び出し、世界を旅して理想を実現させる方法を模索する旅に出た。

レーヴェンは世界中を旅しながら、さまざまな者や龍との出会いを重ねていく。
龍に憧れを募らせるリクウや悪魔の血を引くディステル、理想に共感を示したプラリネを仲間に加えながら、時には機械の友を守ろうと戦う少女や転界からやってきた目の見えない少年に協力し、時間を操る龍と聖域を守る少女との出会いや龍王の試練を超えることで世界の仕組みを知っていった。
多くの経験と知識を得たレーヴェンは、やがて龍にすら恐れられるほどの存在となっていく。
そしてある日、彼の仲間であるリクウとディステルが世界を作り変えるほどの力を持つ魔導書の理論構築に成功する。
レーヴェンはその魔導書を使い「人と龍が共存しあえる世界」に作り変えようとするが、世界のバランスを維持する使命を持つ龍王や龍喚士たちはその行為を許さず、彼を世界の敵として排除することを決めた。
親しくしていた龍や龍喚士から総攻撃を受け、レーヴェンは動揺しながらも理想のためにディステルと共に戦う。しかし当時の青龍契士が龍王の命に従って還爪の能力を使ったため、レーヴェンは雷龍との契約を強制解除させられ、力を失い異空間に封じられてしまった。

レーヴェンがいなくなったことでディステルは失意の末に行方をくらませ、リクウとプラリネも散り散りになる中、龍王たちは雷龍の魂を浄雷と滅雷の二つに分断し、彼等の故郷の両端に封印の鎖で縛りつけた。
二度と世界の破壊と創造が成されないように。

【関連モンスター】

0.5現実

レーヴェンが異空間に封じられてから、数百年の時が過ぎた頃。
彼の元に、いくつもの仮面と闇を携えた悪魔が姿を現した。
ダンタリオンと名乗ったその悪魔は、クスクスとほほ笑みながらレーヴェンに提案を持ちかける。
「そこはとても窮屈でしょう。よろしければ、私が貴方の魂を別の器に移して差し上げましょうか」
(……悪魔が私に手を貸して何の得がある)
訝しむレーヴェンに、ダンタリオンは笑みを深めて答える。
「私は予想外のもの、面白いものが好きなのです。純粋すぎる己の願いに翻弄され、世界さえ敵に回した貴方はとても観察し甲斐のある人間でした。だからもっと、貴方の行動を見てみたくなったのですよ。ここへ干渉するのは苦労しましたが、貴方はその労力以上のイレギュラーを起こしてくださりそうですから」
クスクスクス。ケラケラケラ。彼に呼応するように頭上の仮面が不気味な声を上げる。
ダンタリオンが告げた理由は理解できるものではなかったが、それでも封じられたままより良いと考えたレーヴェンは、彼の誘いに応じることにした。

悪魔の術で己の“影”を切り離し器にしたレーヴェンは、自分がいなくなった後のことを知るため己の故郷に戻る。
そこでひとりの少女と出会った。
その少女は、龍王から「雷龍」の封印を護る役目を命じられた巫女だった。
彼は少女を利用し龍王達の情報を得ようと考え、彼女へと近付き話をするようになる。
そうして日々を過ごす中で、レーヴェンは継界の様々な情報を得ていった。
しかしそれと同時に、以前の自分と同じ”龍”への憧れを持っていた彼女との会話を楽しむようになっていき、次第に心惹かれていく。
そして少女も、封印の護り手という使命に縛られた中で気兼ねなく話をすることができる存在に心を寄せていった。
レーヴェンにとって、少女との逢瀬は温かく幸せな時間だった。
けれど、その時間も長くは続かなかった。

異空間に封じられ、悪魔の手助けによって行動していたレーヴェンと、龍の封印を護る使命に縛られていた孤独な少女の逢瀬。
それに気付いた龍王達は、異分子であるレーヴェンと接触し洗脳されているかもしれない巫女をそのままにはしておけないと判断し、彼女の排除を決める。
龍王達の動きを知り少女に害が及ぶと危惧したレーヴェンは、わずかに残っていた雷龍の力を彼女に与え、龍王の干渉を全て跳ね除ける。
しかし力を使い過ぎたことで影の器に意識を投影し続けることが難しくなったレーヴェンは、これ以上留まることができなくなってしまった。

再び閉じられた空間に戻ったレーヴェンは、友を、理想を、居場所を、愛する者との時間を奪われたことで龍への憎しみを増大させ、彼の願いも歪んでいった。

【関連モンスター】

1.龍なき世界のために

レーヴェンは悪魔の手助けを受けながら己の影「ラジョア」を使い、創造と破壊を司る二体の悪魔を生み出し、長い時間をかけてかつての仲間が理論を構築した「完全なる魔導書」を生み出そうとする。
魔導書の想像に必要なものを得るため龍への憎しみを持つ者たちを集め、裏から全てを操っていたレーヴェン。
彼の思惑は実を結び、レーヴェンはディステルたちの手によって再び継界へと帰還を果たした。
今の彼が抱く願いはただ一つ。
「世界を壊し、再び創造する」
すべては龍なき世界のために。

【関連モンスター】

堕龍契士の周囲

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